日本の禅文化を海外に出したのは鈴木大拙

日本国内の企業やビジネスマンが禅の文化に興味を示したきっかけを作ったのは、明らかにスティーブ・ジョブズ氏の存在が大きいと思います。社内には座禅ルームがあったりとか、禅宗の教えを取り入れていました。

海外の企業が禅文化を取り入れているということを聞くと、日本人は真似したくなってしまうものです。何故か、日本というのは海外で流行するカルチャーを真似しようとする傾向があります。これは、私自身もそういうったところがあります。

ただ、禅文化に関しては、昔から日本に根付いている教えであり、文化です。日本の禅文化を海外に広めたのは、まぎれもなく鈴木大拙先生です。日本の禅文化の著書を英語で出版しました。そして、海外に広めました。これが、海外でいうところの日本の禅文化になっていることが多くあります。

スティーブ・ジョブズ氏が、禅に傾倒したのは、鈴木大拙先生の影響があったのだろうと憶測できます。

悲しいかな、日本人は鈴木大拙先生の禅文化の教え、著書にはあまり関心を持つことなく、海外で著名な経営者であるスティーブ・ジョブズ氏が禅を取り入れていたというところから、禅に興味を持ちます。ただ、日本という国に生まれて、日本という国で育った、日本人である私は日本の文化をどこか、カッコ悪い、古い文化であるという認識を持っています。それは、歪んだ認識なのかもしれません。

自分が生まれ育った国の文化をもういちど見直して、良いところを抽出してみれば、諸外国では感じる事のない素晴らしさや美しがあるということに気付きます。海を渡った遠い国の文化ではなく、自分の近くにいるおじいさん、おばあさん、父母の教えこそが素晴らしい哲学だということにも気づきます。

日本に昔から伝わる文化、哲学などを知ると、それが仕事に活かすこともできます。